北穂高岳は、中部山岳国立公園内の北アルプス南部、長野県と岐阜県の県境に聳える標高3,106mの岩山です。その名の通り穂高連峰の北端に位置し、涸沢岳(3,110m)、奥穂高岳(3,190m)、前穂高岳(3,090m)、西穂高岳(2,909m)へと岩稜が続きます。
穂高連峰は日本最大級の圏谷、涸沢カール(2,300m)を抱くように聳えています。北穂高岳からは一般登山ルートの南稜と、バリエーションルート(岩登り)の東稜が涸沢へと続きます。また北側には大きく切れ落ちた大キレット(大切戸、最低鞍部2,748m)と呼ばれる稜線が南岳(3,033m)まで伸びその先は槍ヶ岳(3,180m)へと続きます。
西側(岐阜県)には北穂高岳の代名詞とも言える日本を代表する岩場、滝谷が数百メートルも切れ落ちています。その厳しく険しい大岩壁を、伝説の山案内人上條嘉門次が「鳥も通わぬ」と形容したことで有名です。
北穂高小屋は、北穂高岳頂上直下にある山小屋です。先代主人小山義治によって1948年(昭和23年)に開業いたしました。人力で資材を担ぎ上げ、滝谷の絶壁を見下ろすこの場所に2年余りかけて建設し、その後少しずつ改築しながら今に至っています。北穂高小屋は、今も昔も360°の大パノラマに囲まれ、多くの登山者の安全を見守り続けています。






